2015年11月11日

「よく噛む」とは、「ほど良く噛む」ということ

こんにちは。西原正弘です。
「よく噛む」ことの大切さは、皆さんも認識していらっしゃる事と思います。
唾液の分泌を促し消化を助け、虫歯や歯周病の進行抑制に働き脳を活性化させるなど、その他にも噛むことの大切さはたくさんあります。よく噛むことは大切です。しかし、そうだからと言って極端に硬いスルメやフランスパンなどをバリバリと力いっぱいに噛み砕くことは歯を痛めることになり、結果的に歯の寿命を短くしてしまいます。特に被せもの治療やインプラント治療を施した歯(セラッミックの歯)ほど、極端に強い力に対しては弱い面があります。
歯を治した後は憂鬱から解放されて、とても爽快な気分になります。そこで、なんでも噛み砕くことが出来るまるでスーパーマンのような歯が手に入ったかのように、今まで噛まなかったものまでバリバリと噛んでしまうと、せっかく治した歯は長持ちしません。特にジュースに入っているブロックの氷、飴玉などは噛まないように注意して頂きたいのです。

では、どうすれば一番良いのでしょうか。

それは、適度な力で「ほど良く噛む」という習慣を身に付けることです。
ゆっくり、ほど良い力で噛むことで、歯に負担がかかりません。さらに唾液が分泌されることで、食べ物もより柔らかくなり消化を助けます。そしてリズムよく噛むことで脳の活性化も期待できるのです。
歯周病や合わない入れ歯、虫歯などによって、満足な食事ができなかった方にとって、しっかり歯を治して健康を取り戻すことは大事なことです。そこで気を付けたいのは、治した歯は、おいしく食事をするための歯であり、ペンチやニッパーなどの工具のように使える歯ではないという事です。なんでも噛める歯とは、なんでもおいしく食事ができる歯という意味なのです。是非、ほど良く噛む習慣を身につけて、いつまでも健康な歯を保っていただきたいです。

food_kamu

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hiroshitgic at 17:20│Comments(0)

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