2012年08月08日

噛み続け癖

こんにちは、中平です。
先日NHKで放送された「さらば!オナラ肩こり 原因はたった1つの癖」という番組を、ご覧になりましたでしょうか。
オナラと肩こりが同じ原因とは、ちょっと興味を引くタイトルですね。

オナラやげっぷが止まらない、頭痛肩こりなどの慢性痛、めまいや視力低下など、様々な症状の原因が、本人も意識していない行動「癖」にあるといいます。その癖が「噛み続け」です。噛み続けの癖については、これまであまり言われてきませんでしたね。たとえば就寝中の歯ぎしりや食いしばりと同じように、昼間でも長い時間力を入れて噛み続けている場合があるそうです。

ふつう、安静時には上下の歯がわずかに離れています。そして、瞬間的に力を発揮する時に、ぐっと噛みしめます。噛むことは、全身の筋肉活動を活発にする要素の一つなのです。そう、噛むことはいいことなのです。ところが、噛み「続ける」と全身の筋肉や神経が慢性的に疲労してしまいます。そのため頭痛や肩こり、まためまいや耳鳴りなどを起こすのです。また、噛むと唾液が出ます。噛み続けると常に唾液が出ますから、それを飲み込む時に一緒に空気を飲み込んで、オナラやげっぷとなって排出されるのです。

もちろん、肩こりや頭痛などこれらすべての症状の原因が噛み続けにあるわけではありませんが、中には当てはまる人もいるかもしれません。無意識にしてしまう癖なので、自分でも自覚していない人が多いようです。噛み続けの癖のある人は、頬の内側や舌の横(歯に接触する部分)に、白い線のような盛り上がりや歯形がついているそうです。これらの跡は、癖があるかどうかの目安程度ですが、鏡でチェックしてみてはいかがでしょうか。

噛むことの効能は、よく目にするようになりました。噛むことは、筋肉や骨格にダイレクトに影響しますから、噛まない(噛めない)ことも体に悪影響を及ぼしますが、噛み続けたり力いっぱい噛みしめたりすることも悪影響になります。正しい噛み合わせで適度に噛むことが大切ですが、その絶妙なバランスを取る難しさは、歯科医として痛感するところです。しかし、それこそが私たちの目指す治療のゴールです。噛み合わせや噛むことにお悩みなどがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。


インプラント治療ならワンデイインプラント専門の東京銀座歯科 東京銀座インプラントセンター
hiroshitgic at 11:29│Comments(0)

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
Profile

東京銀座歯科院長 ...

RSS