2009年01月16日

インプラント認定医

こんにちは、中平です。
先日、私たち歯科医にとっては、大変ショッキングなニュースが流れました。1/12付けの朝日新聞1面に、「インプラント認定医試験前、他人の治療例借りる」というものです。
記事によると、欧州屈指のインプラント学会の認定医という資格を得るために、提出しなければいけない症例を、他の先生の物を借りて提出した歯科医が数名いることが判明した、というものです。この先生方は、日頃の診療の中で、インプラント治療を手がけていられたのでしょうが、試験に合格するためには、治療の前後の詳しい記録や写真が必要で、その条件を満たしていなかったために、他人の記録や写真を借りてしまった、ということのようです。
魔が差したと思いますが、学会の認定医や、インストラクターのような肩書きを持ちたい、という気持ちだけで、結果的に人を欺く行為をしてしまうことに、とてもさみしい気持ちになりました。
さらにその翌日には、同じ学会の日本支部が、受験資格を満たさない若手歯科医を合格させていたニュースもありました。連日のニュースに、残念な気持ちで一杯です。患者さんにとっては肩書きも、その歯科医の技術力を図る目安の一つとなっているはずです。この様なニュースが流れれば、インプラント治療の信用が失われることになりかねません。
今後は、このようなことのないよう、歯科医も関係者も正確を期していただきたいと思うと同時に、私自身もまた潔い行動であり続けねばと、改めて感じました。

インプラント治療ならワンデイインプラント専門の東京銀座歯科 東京銀座インプラントセンター

hiroshitgic at 16:51│Comments(0)

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