2008年02月06日
五感と第六感
こんにちは、中平です。このところ、中国製の餃子に農薬が混入した事件が世間を騒がせています。昨日新たに判明したところによると、これまで発表されていたメタミドホス以外に、ジクロルボスという別の有機リン酸系の農薬も見つかりました。これは、「異臭がひどくて食べられない」という苦情があって発見されたそうです。口にする前のことで、本当によかったと思います。
匂いを感じるのは、人の持つ五感のうちの嗅覚です。嗅覚のほかに、視覚、聴覚、味覚、触覚がありますね。これらの感覚は、自分の身を守るために大変重要なものです。動物は敵から身を守ったり、捕食したりするために、これらの感覚が大変優れています。身近な動物でも、犬は嗅覚が鋭く、猫は夜間でもわずかな光を取らえる目を持っています。動物に比べれば、人間の五感はずいぶん鈍っているのかもしれません。しかし、人間も動物である以上、わが身を守るためにも、感覚を大切にし、安全で快適に暮らしていきたいものです。
診療においても感覚は非常に大切です。最新の医療機器は、人間の目には見えない小さな異常を見つけてくれますが、生身の患者さんを前にまず行う診療は、医師の五感を使った診療です。(味覚はこの場合、あまりあてはまりませんが)視診、聴診、触診を通して患者さんの状態を把握するのです。
さて、五感に対して第六感というものも聞いたことがあるでしょう。これは五感のように体にある器官を通じて感じるものではなく、突然ひらめいたり何となく感じたりするものです。「虫の知らせ」とか「胸騒ぎがする」というようなものも、第六感と言っていいのでしょう。こうした第六感が人間に存在するかどうかは定かではありませんし、科学的根拠もありません。しかし、長年の経験を積むと、私たちが感じない微妙な変化を感じ取る力が身につくのも事実でしょう。たとえば熟練したそば打ち職人は、その日の温度や湿度に合わせて材料の配合をわずかに変えて、毎日同じ味を提供するそうです。これも、長年の勘によるものでしょう。
私もワンデイインプラント(顎全体に少数本のインプラントを埋めその日のうちに仮歯を固定する方法)を手がけて300症例を超えました。医療の現場では、熟練した技術ではあっても、治療が医師の勘によるものであってはいけません。そこで、私はこれまで治療を行った患者さんの治療データを集め、大学と共同でデータベースを作っています。科学的な根拠に基づいた治療法として、ワンデイインプラントが広く世間に広まるよう努めています。
hiroshitgic at 18:00
│Comments(2)
この記事へのコメント
1. Posted by
北の国から
2008年02月06日 21:41
中国製餃子最低ですよね。
誰が殺虫剤かけたんでしょう?
謎です。
誰が殺虫剤かけたんでしょう?
謎です。
2. Posted by
HP屋さん
2008年02月07日 15:39
しばらく餃子は食べないです。
シュウマイにします。
シュウマイにします。
