2006年03月01日

かかりつけ歯科医と協力

少し前の話になりますが、2月の末に松山インプラントセンターで歯科医の先生方を対象にセミナーを開催しました。インプラントが随分広まってきたとはいっても、まだまだ広く一般に普及しているというところまでにはなっていません。できれば、「患者さんのかかりつけの先生方」と協力して、治療を進めていきたい、そんな思いで講演をさせていただきました。
まず、私の治療目標は、「口の噛みあわせを元のように、あるいは理想的に再建する」ことであると話しました。虫歯や歯周病といった治療が大切であるように、欠損部にインプラント治療を施すことがしっかり噛めるようになるための大事なプロセスなのです。インプラント治療にはまだ積極的でない先生もいらっしゃいますが、患者さんに歯のないところの治療法の一つとしてお話しするのは歯科医の務めだと考えています。
また、インプラント治療が高額であることですが、本数を減らせば費用を抑えることができる場合もあります。また、長期にわたる視野で考えれば、非常に価値のある治療法であることも話させていただきました。
最後に、1つの医院だけで最初から最後まで治療をする必要はない、ということを話しました。同じ歯科医でも得意分野は様々です。それぞれの得意分野を生かして患者さんにより良い治療を提供できれば、患者さんにとっても我々歯科医にとっても幸福なことだと思います。
と、以上のような話をさせていただきました。「口の噛み合わせを元のように、あるいは理想的に再建する」という我々の目標を達成できるように、多くの歯科医の先生方と協力していけたらと思います。そして、少しでもインプラント治療が広まっていくことを願っています。

hiroshitgic at 15:00│Comments(0)

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