2011年04月

2011年04月12日

災害時の口腔ケアについて

こんにちは、中平です。このたびの大震災で、被害を受けた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。特に、避難所で生活している方々は、どれほど辛く苦しい毎日でしょう。昨日も大きな余震がありました。毎日不安で不便な生活を強いられていることと思います。

こうした慣れない共同生活、水や食料の不足、気温の変化などは、衛生面が非常に心配されるところです。風邪やインフルエンザなどの病気ももちろんですが、意外に多く発症するのが肺炎です。95年に起きた阪神・淡路大震災の時、震災関連死(地震が直接の原因ではないが、震災がなければ防げたはずの死)の方が1000名弱確認されたそうですが、その原因で一番多かったのが、肺炎の223人だったそうです。恐らく、その多くが誤嚥(ごえん)性肺炎と思われます。

人は食べ物を飲み込む時に、喉の奥にある喉頭蓋(こうとうがい)が気道をふさいで食道に送ります。しかし、体力が落ちているときや加齢によって機能が衰えてくると、喉頭蓋の働きが鈍くなり、誤って気道に食べ物やだ液が流れることがあります。その時、細菌も一緒に入ると、そこから炎症を起こして肺炎になるのです。これが誤嚥性肺炎です。

喉頭蓋の働きが鈍くなる原因には、体力の低下や加齢のほかに、脳の障害もあります。高血圧や糖尿病などの基礎疾患を持っている方が、避難所のような共同生活をしなければならなくなると、薬を定期的に飲めなかったり、食餌療法ができなかったり、あるいはストレスによって脳卒中を引き起こす危険性が高まります。脳卒中のような脳障害から、嚥下障害を引き起こし、肺炎になることも多いのです。

また、避難所での生活は食事が均一で、冷えた状態であることが多く、高齢者や有病者には食べにくい物であることが多いのです。そのため、十分に噛まないまま無理に飲み込もうとするので、誤嚥する原因にもなります。さらに、入れ歯を使っている方は、十分に手入れができず、入れ歯に付着していた細菌が肺炎の原因菌になっていることも分かってきました。

誤嚥性肺炎の予防には、まず食べやすい食事であること、また食事に集中し、良く噛んでだ液と十分に混ぜてから飲み込むこと、そして食後の口腔ケアも非常に重要です。お口の中の細菌が少なければ、誤嚥性肺炎も起きにくくなります。水の不足している中、歯磨きに使う水も限られているとは思いますが、少量の水でもしっかりとブクブクうがいをすると、ずいぶん効果があります。今の難局を乗り越えるためにも、近くの人たちと声を掛け合って、お口のケアにも互いに気をつけていただきたいと思います。


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2011年04月01日

地震酔い

こんにちは、中平です。
3月11日の大震災の後、引きも切らず余震が続いています。大きな地震の後だけに、不安や恐怖を感じている方がとてもたくさんいらっしゃる事だろうと思います。私も時々、地震でもないのに、地面が揺れているように感じて、不安に思うことがあります。

このように、地震が続いた後、常に揺れているように感じたり、気分が悪くなったりすることを「地震酔い」というそうです。今回の地震は特に余震が多く、また長期にわたって続いているので、こうした症状が出ている方が多いと聞きました。中には吐き気やめまいに悩まされている深刻な方もいるそうです。

このような症状が出る原理は「乗り物酔い」と同じで、視覚情報と平衡感覚のずれが脳を混乱させているそうです。数日すれば治まるとのことですが、余震が長期間続いていることや、避難所などの厳しいストレス下にあることなども関係して、症状も長期化するかもしれません。

このストレスの原因(余震や避難所生活)を、完全に取り除くことは今はまだできませんが、リラックスすると症状はぐっと改善するそうです。そのために有効な手段の一つが「深呼吸(腹式呼吸)」です。深く息を吸って、おへその下(丹田)に息を溜めるように意識します。次に吸った時の倍くらいの時間をかけて、口からゆっくり吐き出します。これを何度か繰り返しましょう。

「呼吸を整える」などと表現しますが、意識してゆっくりと呼吸をすると、不思議と心が落ち着きます。地震に限らず、思いがけない状況になった時や思い通りに行かないことがあった時など、気付くと息が荒くなったり呼吸が浅くなったりしてしまいます。私たちが行っているワンデイインプラント治療でも、あご全体に新しい歯が入り、お口の中の環境が一日で大きく変わると、その変化がストレスになってしまう方が時々いらっしゃいます。そのストレスは、「新しい歯では思うように噛めない」「うまく話せない」という症状となって表れます。そのようなときには、まず肩の力を抜いて、ゆっくりと深呼吸をしてもらっています。呼吸が落ち着くと心も落ち着くのか、不快な症状も軽減するようです。ぜひ日常の中でも、意識して深呼吸をする時間を作ってみて下さい。ストレスの緩和に役立つことと思います。


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