2010年09月

2010年09月29日

デンチャー・ミーツ・インプラント(Denture meets Implant)2

こんにちは、中平です。
先日のブログにも書きましたが、神奈川歯科大学の同級会がありました。その時、同級生の一人の塩田博文先生も来ており、一緒に話をしました。塩田先生は義歯(入れ歯、デンチャー)治療の専門で、著書も多数あり、多くの歯科医からも信頼されている先生です。

義歯というと、インプラントの対極にあり、歯科界にはまるで「義歯vsインプラント」とでもいうような構図があるかのように思われているかもしれません。歯科医師の中にも、互いに相容れない治療法だと思っている先生がいるかもしれません。

しかし、そうではありません。インプラント治療を行う歯科医師が、義歯治療にも習熟していることは大切なことです。歯を失った人に人工の歯を装着し、正しいかみ合わせを構築していくという過程は、インプラント治療においても義歯治療においても同じであり、日本では義歯治療の方が、はるかに歴史が長いのです。義歯治療から学ぶべき点は、たくさんありまます。

この日も塩田先生と臨床についての話で意気投合し、大いに盛り上がりました。義歯にしろインプラントにしろ、目指すゴールは、困っている患者さんが噛めるようになる、という一点に尽きるのです。そのために、人工の歯を床(しょう)で吸着させるかインプラントで固定するかの差はありますが、どちらも理想的な噛み合わせを得るための治療なのです。

塩田先生の、安定した義歯についての話は、大変興味深く参考になりました。また、長期間義歯を使用すると骨が痩せる(骨吸収)ので、可能であればいずれはインプラントを使って人工歯を固定させる方がいい、ということを私も説明しました。義歯とインプラントは、それぞれに素晴らしい長所があるので、それらを生かす治療が、今後の歯科治療の主流となることでしょう。


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2010年09月27日

歯が健康の源

野間さんこんにちは、中平です。
先日、最高齢でワンデイインプラント手術を受けて下さった、野間さんがメンテナンスに来て下さいました。前回いらしてから、ほぼ1年ぶりでした。その間に、体調を崩されて、しばらく入院していた、とのことです。

その入院当初、主治医の先生は、「御高齢でもあり、絶対このまま寝たきりになると覚悟してください」と仰ったそうです。しかし、入院中の食事もしっかりと取って、徐々に回復し、退院に至りました。これには主治医の先生も、「まるで不死鳥のようですね!」と大変驚かれたそうです。そして、噛んで食事をして栄養を取ることがいかに大切か、そしてそれこそが健康になるための一番の近道であることを、野間さんを目の当たりにして実感しました、と仰っていたそうです。

もちろん主治医の先生が一生懸命に治療にあたって下さったことと、野間さんご本人が生きることに意欲的だったことが、回復の決め手だったのでしょうが、噛むという基本的な行動もまた回復の手助けになったようです。この日はまだ車椅子を使っており、娘さんと一緒に来院されましたが、「家族の中で一番食欲があるんじゃないでしょうか」と、娘さんも笑っていらっしゃいました。

今日9月27日は野間さんの91回目のお誕生日です。美味しい食事でお祝いをされているでしょうか。これからもますますお元気で、メンテナンスにお越しいただきたいものです。



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2010年09月24日

同級会

こんにちは、中平です。
先日の日曜日に、神奈川歯科大学11回生の、卒後30周年を記念した同級会がありました。これまでにも何度か同級会はあり、そのほとんどに参加してきましたが、今回卒後初めて再会した人や十数年ぶりに会った人など、久しぶりに会えた人もいて、大変懐かしく嬉しかったです。

その中の一人、神部先生は自治医科大学口腔外科の教授に就任され、そのお祝いもありました。また私と同じように臨床医になった人たちも、それぞれ自分の得意な分野に進んでおり、自分の研究や臨床の話に花を咲かせました。

大学を卒業後、全国各地に分かれてしまった友人たちですが、皆その地で頑張っているんだな、と思うと自分も励まされたような気持ちになります。30年という歳月は、体型や風貌に表れてはいますが、話をすると、気持ちは学生の頃に一気に返っていきます。青春が蘇るようで、とても楽しい時間を過ごすことができました。


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2010年09月21日

All-on-4治療のエッセンシャル

こんにちは、中平です。
昨日は、品川グランドセントラルタワーで、ノーベル・バイオケア・ジャパン主催の、「All-on-4治療のエッセンシャル」というセミナーがありました。All-on-4とは、リスボンのDr.パウロ・マロが開発・提唱した治療システムで、少数本インプラントを使って即時に機能させる治療法です。このAll-on-4 のコンセプトに基づいた治療に取り組んでいる歯科医師を対象にしたセミナーで、細川隆司九州歯科大学教授と中村社綱先生が中心となって、治療経験の豊富な先生方がエキスパートパネラーとして各種の発表をしました。

今回、私もエキスパートパネラーの一人として、講演をさせていただきました。ブローネマルク・システムを使用し、All-on-4コンセプトで私自身が今までに行った、572顎症例(上顎342顎症例、下顎230顎症例)を基にした話です。他のエキスパートパネラーの先生方も、この治療について様々な角度から見た意見や成果などを発表し、大変有意義で内容の濃いセミナーでした。

聞いていただく先生方も、All-on-4コンセプトの治療に取り組んでいらっしゃいます。しかし、一度だけでは伝わりにくいこの治療法の核となるコンセプトを、より深く理解して頂くためのセミナーです。正しく理解しないまま取り組んでしまうと、事故につながる恐れもあります。この治療法は、正しく行えば安全・確実で、患者さんにとっても大変効率の良い治療法の一つです。もっと社会に広く普及するためにも、治療を行うドクターサイドが、そのコンセプトや手技を正しく理解していなければいけません。私も他のエキスパートパネラーの先生の話を聞いて、改めて再確認でき、とても重要なセミナーになりました。また、中村社綱先生の、All-on-4にかける熱い思いをお聞きできたことも、私には良い刺激となりました。


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2010年09月17日

訃報

こんにちは、中平です。
昨日は、スウェーデン出身のウルフ・ニルソン氏の告別式に参列してきました。氏は、近代インプラントの生みの親である、ブローネマルク教授と一緒に研究もした、インプラント界の第一人者であり、日本にノーベル・ファーマー(ノーベル・バイオケア・ジャパンの前身)を立ち上げるために尽力された方です。その後、現在のノーベル・バイオケア・ジャパンの社長、会長を務められ、昨年退職して、第2の人生を謳歌されるはずの矢先でした。

日本にオッセオインテグレーション(チタンと骨の結合)の概念をもたらし、インプラント治療を広めた、日本歯科界においてかけがえのない人でした。氏のお陰で、私たちが現在のインプラント治療を行えると言っても過言ではありません。ノーベルのセミナーでお会いした時には、お声をかけていただいたりもしましたので、まだ信じられない気持ちです。

退職後にも、奥様に今の日本のインプラント治療が、このままでいいのか、と危惧していらっしゃったそうです。正しいプロトコールで安全に行えば、素晴らしい治療であるインプラントを、もっと日本に普及したいという思いでいっぱいだったことでしょう。

告別式は、築地本願寺でしめやかに行われました。朝は豪雨の東京でしたが、式の始まる時間には晴れ間も見え、「晴れ男の主人らしいです」と仰った奥様の言葉が、参列者の涙を誘っていました。心よりご冥福をお祈りいたします。


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2010年09月02日

フランスから帰国

こんにちは、中平です。
9月に入っても、まだまだ酷暑が続きますね。ついに気象庁からも、今年は異常気象だと正式に発表がありました。引き続き、熱中症にも夏バテにもお気を付け下さい。

さて一昨日ですが、今年6月下旬に上顎全体のワンデイインプラントOpeをした福岡さんが来院され、8月中旬から1週間ほど、お孫さんを含めたご家族で、フランスに旅行に行ってきたことを報告してくださいました。

フランス旅行はかねてからの計画で、ワンデイインプラント手術を、旅行の前にするか後にするか、迷っていらっしゃいました。しかし、上顎全体に入れていたブリッジがグラグラして、話すだけでも痛みがあり、食事もできなくて大変困っている状態でしたので、旅行前の手術をご提案し、本人も思い切って決断されました。

福岡さんは失礼ながら、世間ではご高齢と言われる年代ではありますが、普段から健康には大変留意されている方ですので全身疾患等は何の問題もなく、歯科麻酔医の全身管理のもと、手術は無事に終わりました。

この日、メンテナンスにいらして、フランスでは足が痛くなるほどあちらこちらへ行ったのよ、と満面の笑みで話してくださいました。手術後に装着した仮歯は、強度を上げるため補強していましたので、若干違和感があったそうですが、食事もおいしく取れて、お孫さんたちとも笑顔で写真撮影ができたと、本当に楽しそうでした。

福岡さんは何事にも前向きで、ご自分の人生を積極的に楽しもうとされる性格で、ぜひ見習いたいものだと思います。そして、彼女の人生の楽しみのために、私たちの治療がお役にたてたことが、私たちにもとてもうれしく、やりがいを感じた一日でした。
福岡さん1DSCF0370






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