2007年04月

2007年04月10日

仕事と趣味

こんにちは、中平です。今年から団塊の世代が定年を迎え始めます。団塊の世代というと、戦後の貧しい日本を、高度経済成長という波に乗せ、アジアのリーダーとなり、やがて先進国の仲間入りするまでに発展させた、バイタリティあふれる世代です。その反面、家庭を顧みず、エコノミック・アニマルとまで言われるほど、ただがむしゃらに働いてきた仕事一筋の人たち、という捉え方もされているようです。
現代では、そんな仕事一筋の人たちは、面白味のない人、と思われているのかもしれません。仕事はほどほどにして、家庭を大事にし、趣味をいくつか持っている人がバランスの取れた人、というところでしょうか。
さて、趣味と仕事の根本的な違いはなんでしょうか。私は、責任が伴うかどうか、という点だと思います。趣味は、個人的に楽しむもので、自分が満足するためにすることです。仕事は人や企業、社会との関わりの中で行われているので、自分だけが楽しむことはできません。しかし、その責任を果たした時、大きな達成感を得られます。
例えば、旅行で考えてみましょう。趣味の旅行なら、自分の行きたいところをえらび、好きな日程で好きなコースを旅して楽しめます。では旅行会社の添乗員さんはどうでしょう。あちらこちら旅して、楽しそうでしょうか。いいえ、それどころか、参加者が無事に旅行し、より楽しみ、満足できるよう、心を配り、様々な手配をし、手はずを整えているのです。早朝から夜遅くまで、大変な仕事だと思います。とても景色を楽しむ気分ではないでしょう。そこまでするのも、やはり責任感があるからだと思います。そして、無事に旅行を終え、参加者から感謝の言葉をもらえば、きっと充実感や達成感を得て、次の仕事もまた頑張れることでしょう。
仕事とは、自分の果たすべき責任をきちんと果たすことだと思います。ですから、仕事に対して一所懸命な人が、もっと評価されてもいいと、私は思います。もちろん、趣味も人生において大切だと思います。楽しく充実した人生を送るための潤滑油、といったところでしょうか。
私は幸いにして、歯科医という天職を得ました。もちろん、大変なことや辛いこともありますが、責任を持って、一人でも多くの方の健康に貢献できるよう、努力していきたいと考えています。

hiroshitgic at 10:07|この記事のURLComments(0)

2007年04月08日

ワンデイ・インプラントとタバコとダイエット

こんにちは、中平です。ワンデイ・インプラントの施術後、患者さんからは「何でも食べられるようになった」「食事が美味しくなった」と、大変喜んでいただいているのですが、時々「何でも食べられるから、太ってしまった」という声も聞きます。それまで、軟らかいものしか食べられなかったり、食事を楽しむことができなかったりしていたのですから、仕方のないことかもしれません。これはワンデイ・インプラントの副作用、とも言えるでしょう。ただ、太りすぎることは健康によくありませんから、ワンデイ・インプラントの手術後、私は「バランスよく、腹八分を心がけて食べてください。それと運動も大切ですよ」と声を掛けています。
ところが、中にこのような患者さんがいました。インプラント手術のために禁煙をされていたのですが、治療後随分太って、お医者さんから痩せるように言われた。そこでまたタバコを吸い始めたところ体重が減って血液検査の数値も「正常値」になったんですよ、と喜んで言うのです。
しかし、これで健康になったのでしょうか。確かに体重やコレステロール値などの、一部の数値は「正常」といわれる範囲に、今は収まっているかもしれません。しかし、タバコの怖いところは、急激に悪化するのではなく、じわりじわりとゆっくり体を蝕んでいくことです。もちろん太りすぎは体に良くありません。しかし体重が落ちれば健康、というわけでもありません。極端な話、ガンなどの病気をすれば体重は落ちますが、これは健康的な痩せ方ではありませんね。喫煙による体重の減少もこれに似ていると、私は思います。
物事には、いろいろな面があり、100%良いだけの物も悪いだけの物もないようです。今、世間をにぎわせているタミフルもそうでしょう。インフルエンザに対して非常に効果的な薬ですが、異常行動が出るという副作用があるのかもしれません。健康を害するタバコにも、体重減少という一見よさそうな“副作用”があるのかもしれません。しかし喫煙を続ければ、いずれ肺が侵され、血流が悪くなり、血管が硬直し・・・と全身が蝕まれていくことを忘れてはいけません。
前述の患者さんにも、ダイエットをするなら、規則正しい食事と運動で、本当の健康を手に入れてください、と話しました。
キャッチボール
hiroshitgic at 10:29|この記事のURLComments(0)

2007年04月03日

インプラント治療と全身管理(10)

こんにちは、西原です。本日は56歳女性の患者さんで、上顎下顎あわせて10本のインプラント埋入の手術がDr.ナカヒラの執刀によって行われました。上顎は骨が非常に薄いため、骨を作る手術(サイナスリフト)を左右に併用しての手術となりました。今回は、上顎と下顎の両方を同時に手術するという点や手術時間が比較的長くかかるという点を考慮し、術中の肉体的・精神的ストレスを出来るだけ軽減するため、静脈内鎮静法という麻酔を使用しました。上顎の手術の後少し休憩をはさみ、下顎の手術を無事に終えることができました。後で感想をお伺いしたところ、「手術中はDr.ナカヒラの声は聞こえていたが、終始夢心地で楽だった。」とのことでした。
 一連のインプラント治療の中で乗り越えなければならないハードルはいくつかありますが、その中で「手術を受ける」という精神的ストレスは、患者さんにとってとても大きな壁になるのです。このストレスを静脈内鎮静法という麻酔を用いることによって、楽に克服することが可能ならばその選択肢を患者さんにて提供すべきだと考えます。術中のきめ細かい配慮と思いやりをもって医療にあたることこそ、インプラント治療のさらなる普及につながるのではないでしょうか。


hiroshitgic at 18:21|この記事のURLComments(1)
Profile
livedoor ピクス
本ブログパーツの提供を終了しました