2009年06月26日

最高齢のワンデイインプラント

こんにちは、中平です。
先日、私が手がけたワンデイインプラント手術のうち、最高齢の患者さんが、久しぶりにメンテナンスにいらっしゃいました。手術当時が85歳、今年で90歳になられます。
2年ぶりのメンテナンスでしたので、お元気でしたか、と声をおかけしたところ、2年前に腰を圧迫骨折して来ることができなかったことがわかりました。

それにしても、失礼ながらこのお歳で骨折を経験されても、また回復されたのは素晴らしいと思い、付き添っていらっしゃった娘さんに、少し詳しくお話を伺いました。すると、開口一番、「先生のおかげです。インプラントにしてくださったおかげなんです」と、仰ってくださいました。
「骨折したときは、このまま寝たきりになるかと、とても不安でした。でも、腰を固定して動けないながらも、口の中をきれいにすすぐと、食欲が少しずつ出てきたんですよ。食事がとれるようになると、動きたくなるんでしょうかね、座位が取れるようになって、リハビリも開始して、少しずつ少しずつ動く範囲が広がっていったんです。人間、やっぱり点滴とか流動食とかで栄養だけ摂ってもダメなんですね。噛んで食事をすることで生きる気力も出てくるんだって、よくわかりました。」
この患者さんは、インプラント治療をする前は、入れ歯を使っていましたが、安定せず、十分に噛むことができませんでした。いろいろ工夫して、軟らかい食事を作っても食が進まず、娘さんも困り果てたそうです。「先生、一度でいいから母に『おいしい』って言ってほしいんです」そうおっしゃって、インプラント治療を希望されました。「今は私たちと同じ食事ができます。何でも食べますよ。もともと歯ごたえのあるものが好きだったから、先日なんて小エビを殻ごとフライにするように言われました」と笑っておっしゃっていました。

インプラント治療に踏み切るには、「費用」「怖い」というようなハードルが確かにあります。しかし、治療後に得られる効果は、口の中だけにとどまらないと思っています。この患者さんのように、骨折から回復する力や生き抜くパワー、家族と食事を摂る楽しさや充実感など、様々な効果があると思います。思い切ってインプラン治療に踏み切った患者さんご本人の勇気と、それを後押しされたご家族の深い理解と愛情が、大きな効果を生み出したのではないかと、私も非常にうれしく思いました。

これからもますますお元気で、またメンテナンスにお越しいただけることを、楽しみにしています。


野間さん野間さんと







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2009年06月23日

成田デンタルインプラントセミナー

こんにちは、中平です。今年は地域によって雨が降らなかったり局地的な豪雨が降ったりと、同じ梅雨とは言え、ずいぶん違っているようですね。

さて、6月14日に東京国際フォーラムで、成田デンタル主催の定期セミナーがありました。成田デンタルは、日本国内では規模的にも大きく品質もレベルの高い技工所です。その成田デンタルが、学術向上のため、定期的に歯科医の先生方向けのセミナーを行っており、私も何度か講演をさせていただいています。

今回は基礎学と臨床との共同講演でした。基礎学では、神奈川歯科大学の高橋常男教授が、インプラントの臨床については私が講演させていただきました。
高橋教授は、「肉眼解剖・臨床解剖学分野 人体構造学講座」の教授で、私もこの教室に在籍し、共同研究をさせていただいています。テーマは日本人と西洋人の骨格の比較についてです。インプラント治療はスウェーデンで開発され、欧米諸国の方がやや進んでおり、研究等も海外から入ってきますが、西洋人と東洋人とでは根本的に骨格や骨質が違います。ところが、日本人の骨についての研究が、まだまだ進んでいないのが現状のように思われます。インプラント手術において、日本人の骨について知っておくことはとても大事です。今後、このテーマについても研究をしていきたいと思っています。

また今秋に、高橋先生と一緒に講演を行う予定で、私も楽しみにしております。
2009.6.14成田デンタルセミナー22009.6.14成田デンタルセミナー






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2009年05月22日

コミュニケーションの大切さ

JALこんにちは、中平です。
早くも5月も下旬となり、沖縄では梅雨入りしたそうですね。桜前線とか梅雨前線とか、ゆっくりと北上する様をニュースで聞くたびに、狭いようで日本も広いな、と思います。

さて、その日本のあちこちへ、手術で呼ばれれば飛行機で移動する毎日を送っています。先日も福岡へ移動する機内で、航空会社の雑誌を見ていて、興味深いコラムを読みました。JALの松浦機長の「コミュニケーションの大切さ」というコラムです。それによると、「コミュニケーションが運航を左右する重要事項」だそうです。コックピット内での機長と副操縦士とのコミュニケーションはもちろん、管制機関、客室乗務員、地上スタッフとも、様々なコミュニケーションを取りながら、運航されているそうです。その大切さは、航空機の取り扱いや運用方法を定める「航空機運用規程」にも、「運航乗務員相互の円滑なコミュニケーションとタイムリーなコールアウト(決められた時期や状態に対して現状を口に出して読み上げ、お互いに確かめあうこと)は、クルーコーディネーションの基本である」と記されているほどです。

コミュニケーションの大切さは、いろいろな場面で言われていますが、ここで言われている「円滑な」そして「タイムリー」であることに、なるほど、と思いました。1機の飛行機が運航するために関わるスタッフは、毎回同じではありません。そのため、常に決められた言い方で確認し合い、互いが正しい認識をすることで、正確な操作ができるそうです。

私たちの治療においてもそうです。特にワンデイインプラントの手術になると、外科担当医と歯科麻酔医、補綴医、歯科衛生士、技工士と、1回の手術に多くのスタッフが関わります。安全で品質の高い治療を行うためには、お互いのコミュニケーションが、常に正確で、正しい状況判断ができていないといけません。そのために、「円滑」で「タイムリー」なコミュニケーションをとるようにしなければいけないと改めて感じました。

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2009年05月14日

全身疾患とインプラント治療

歯科麻酔医
こんにちは、東京銀座歯科副院長の西原です。インプラント手術の際には、私は歯科麻酔医として全身管理を担当しています。先日、患者さんから「私は普段から血圧が高いのですが、インプラントは出来るのでしょうか?」と、質問を受けました。  

その患者さんのように、血圧や心臓に不安をかかえる方は、日常生活においても気をつけなければならないことが多いので、手術も無理だと思われたのかもしれません。確かに、症状が重篤であれば、手術は無理な場合もあります。しかし内科の主治医の先生と連携し、患者さんの状態をよく見極めれば、手術が可能な場合もあります。私たちの医院では、手術が可能な場合、次のような点に留意いただいています。まず、事前に内科医から処方された内服薬でしっかり血圧のコントロールをしていただきます。そうすることで安全性はぐっと高くなります。さらに、手術中は歯科麻酔医に付き添わせていただきます。歯科麻酔医は、心電図・血圧・脈拍・呼吸をつぶさに観察し、予想される血圧の変化に対応した薬を準備しておき、必要に応じて静脈注射を行いますので、手術はより安全で確実なものになるのです。

 血圧など健康面に不安を抱える患者さんは、現在の状態を正確に担当医にお伝えいただくことが重要です。その上で、内科の先生と歯科麻酔医、外科担当医が緊密に連携し合い、手術は安全に出来るのか、また、安全な手術をするにはどうすれば良いのかを検討すれば、きっと良い方法が見つかると思います。諦めないでください。

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2009年04月15日

インプラント治療の生声

こんにちは、中平です。
桜の季節もあっという間に終わり、時に夏を思わせるような暖かい日がありますね。日ごとに気温差が激しい時期ですから、体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。

さて、皆さんは「生声(なまごえ)」を言う言葉をご存知でしょうか。これは以前ブログでご紹介したビーンスターの鶴野さんから教えていただいた言葉です。最近、テレビコマーシャルなどで、使用したり体験したりした感想を語っている場面があるでしょう。「いやぁ、喉越しがいいですねえ」とか、「この使い心地が何ともいえずいいんです」などのような、使った人の生の声、ということで、生声というのでしょう。

そういえば、私も治療後の患者さまから、いろいろな生声をいただいていました。先日もワンデイインプラントの手術を終えた患者さまが、「上下両方を一度に手術したのに、少しも痛くありませんでした。今朝は不安で、エレベーターのボタンを押すのも躊躇していたのに・・・。こんなに痛くないのが返って怖いくらいですよ」と笑っておっしゃってくださいました。なるほど、これが業界用語でいう生声なのか、と膝を打つ思いでした。歯科医が「痛くはありませんよ」と言うよりも、実際に体験した人が「痛くありませんでした」と言うほうが、なるほど信憑性があります。

ワンデイインプラントの良さも、私たちが伝えようとしても、なかなか伝わりにくいものです。しかし、体験された方の生の感動は、実感がこもっていて、ダイレクトに人の心を揺さぶるようです。
「手術中の記憶は全く無くて、起きたら終わっていました。」
「これで口元を手で隠さないで笑えます。」
「手術を受けたお陰で、接客の仕事も出来るようになり人生が変わりました!」
といった、感動のお声を聞かせていただくと、私たちの喜びもまた大きく膨らみます。これからも、一人でも多くの方に感動していただける治療を行っていきたいと思います。

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2009年03月31日

「我慢」について

こんにちは、中平です。
今日で3月も終わりですね。明日から新しい年度の始まりです。環境が新しくなる、システムが変わるなど、身の回りに新しい変化が起こる時ではないでしょうか。桜とともに期待や希望も膨らむ季節です。

さて、毎日の診療の中で、患者さんからよく聞く言葉に「我慢」があります。「歯がグラグラしていますが、抜けるまで我慢します」とか、「残っている歯は、もつまで我慢して使います」とか、「歯ぐきが腫れて痛いけど、我慢していました」、「歯槽膿漏なんですが、我慢できる限り辛抱していました」などなど。本当に日本人は我慢強い民族だと思います。

しかし、私はそのような患者さんに「我慢しないで治療して下さいね」と言います。我慢することは、体にとって良くないからです。
たとえば、他の病気のことを考えてみましょう。糖尿病やガンのような大きな病気が見つかった場合、そのまま我慢する人はいないでしょう。早期発見・早期治療が、重要なのですから。歯も同じです。痛みや腫れがひどくなる前であれば、治療も早く小さくすみます。我慢していると、病巣はますます大きくなり、状況は悪化するだけなのです。

日本には古くから、我慢することが美徳だとする考え方がありました。しかしそれは、様々な制約の中で生活しなければいけなかった、昔の風土から生まれた考え方でしょう。現代の生活に当てはまるとは思えません。
我慢するということは、自分の気持ちを押し殺して、その状況にじっと耐えている、という状態です。心にも体にも、ずいぶん負担をかけているのです。
何も、言いたい放題、やりたい放題にしてもよいと言っているわけではありません。私は我慢するより、いかに状況を良くしていけるか、ということを考えた方が、ずっと健康的な生活ができると言いたいのです。

勉強や仕事においても、同じことが言えると思います。時には辛いことや苦しいことがあるでしょう。そこから逃げ出さずに、頑張って続けることは、もちろん素晴らしいことです。しかし、ただ「我慢」しているよりも、その状況を楽しめる方法はないか、より良く改善できる方法はないか、と前向きに考えることができれば、精神的な負担はずっと軽くなるはずです。
心身が健康であるためには、「我慢」ではなく「解決」を。お口のお悩みも、ぜひ早めにご相談ください。私たちと一緒に、前向きに対策(治療)を考えていきましょう。


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2009年03月26日

健康管理とインプラント治療

お花見
こんにちは、中平です。
はやくも桜の便りが聞かれる頃となりました。近年は、入学シーズンを待たずに桜が咲き始めるようです。これも暖冬の影響でしょう。とはいっても、花冷えの日もあるようで、体調を崩しやすい時期です。十分な注意が必要ですね。

体調を崩すと、本人も辛いのですが、周囲の人にも影響します。家族や友人、職場の仲間に、心配や迷惑をかけてしまいます。自分の健康管理をするということは、自分のためだけではなく、周囲の人への思いやりとも言えるでしょう。一人ひとりが常に健康でいて、仕事を含めた日常の活動が、常に滞りなく作動する状態であることが望ましいと思います。

しかし、避けようのない、予期せぬ事態も起こります。どんなに健康に留意していても、思いがけない病気や、事故による怪我などの災難が降りかかることがあります。その時には、病気や怪我がさらに悪化しないよう、適切な治療や処置を受けたいものです。そうすれば、周囲への影響も最小限でとどめられることでしょう。

お口の中についても、同じことが言えます。普段から、歯磨きをして予防に心がけていても、虫歯や歯周病にかかることがあります。その時には、私たち歯科医が回復のお手伝いをしますので、早めにご相談にいらしてください。また、多くの歯を失っていたり、すでに総入れ歯を使っていたりしても、あきらめないでください。私たちには、ワンデイインプラントでお口のかみ合わせを理想的に回復する、という技術があります。お口の健康は、全身の健康につながります。口元から健康を取り戻し、ご家族やご友人との、健康で快適な充実した毎日を過ごしていただきたいと思います。


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2009年03月10日

レーシック手術とインプラント治療

6d8aeb97.jpgこんにちは、中平です。

先般、眼科のレーシック手術で感染事故が起こったというニュースがありました。レーシック手術とは、角膜にレーザーを照射することで、屈折率を調整して視力を回復する治療法です。手術時間も両目で20分程度と短く、近年治療技術の向上や高性能な機器の開発に伴い、広く普及してきているようです。
正しい術式に則り、経験豊富な眼科医のもと、清潔に管理された機器で行われれば、安全で患者さんにとって非常に有効な治療法だと思います。ところが事故は起きました。その原因は、十分に滅菌されていない機器の使い回しによる感染事故だったそうです。なぜこのような事故が起こったのでしょうか。

第1の理由は、医師の清潔に対する意識の低さにあるように思います。第2の理由は患者を集めるための過当競争があったのではないでしょうか。
レーシック手術は保険がきかない自費治療です。ネットでいくつかの医院を調べてみましたが、20万円前後に設定しているところが多いものの、10万円を切る低価格から50万円まで、幅があります。患者さんにとっては、できるだけ費用を抑えたい、というのが当然の心理です。医院側もできるだけコストを削減したいと思っています。

しかし、手術にかかる費用の内訳を考えてみましょう。手術には高性能の機材が必要です。また手術環境も整えて、常に清潔に保たなければなりませんし、有能なスタッフを集め、チームとして取り組まなければいけません。こうしたことを考えると、短時間の手術とはいえ、ある程度のコストがかかることは容易に想像できます。しかし、おそらくは価格競争に目を奪われてしまい、清潔を保つための費用を削減し、治療には必要不可欠な安全性や品質が損なわれてしまったのでしょう。

私たちの行うインプラント治療も、このレーシック手術と大変似ています。自費治療ですので、1本10万円から50万円位まで、医院によって様々です。高ければいい、という訳ではありませんが、価格を下げることにも、限界があります。

私たちのインプラント治療は、1本あたりはけして安くはありません。しかし、あご全体を治療しなければならない方には、ワンデイインプラントという治療法によって、体や費用の負担をなるべく軽くしています。これは、埋入する位置や方向を工夫し、使用するインプラントの本数を最適にする治療法です。治療期間を短縮し、費用は下げますが、品質は落としません。
私たちの治療のモットーは、「安全・品質・効率」です。この3つは密接に関連し合っています。どれか一つでもおろそかにすると、手術は成功しません。患者さんにとってコストというハードルを下げる努力も行い、そしてもっとも大事な「安全・品質・効率」を落とすことのないよう、バランスのとれた治療を、これからも心掛けたいと思います。


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2009年02月18日

インプラント治療の医療費控除

こんにちは、中平です。
早いもので、2月も半分過ぎました。1,2,3月は、「行く、逃げる、去る」などと言いますが、今年度もあっという間に終わりそうです。

さて、年度末と言うと確定申告の時期でもあります。昨年秋からの世界的な不況がまだまだ続き、私たちの実生活にも影響を及ぼしています。とはいえ、国の財政は国民の税金で賄われているので、国民の義務として納税しなければなりません。ただ、正しく申告することで、節税することにもなります。

節税対策の一つとして、医療費控除があります。医療費控除とは、自分や家族のために医療費を支払った場合に、一定の金額の所得控除を受けることができる制度のことです。1月1日から12月31日までの1年間に支払った医療費が10万円を超える時、課税所得額から控除されます。医療費と言うと、重篤な病気治療のために支払われた金額に限られるように思われがちですが、人間ドックやビタミン剤などの健康増進のための医薬品以外の、病気治療に関わる広い範囲の金額が相当します。もちろん、インプラント治療も控除の対象となります。通院費用もその対象となりますから、インプラント治療を受けた場合には、忘れずに申告してください。気をつけなければいけないのは、領収書を必ず保管しておくことです。

詳しくは、税理士さんや最寄りの税務署にお問い合わせください。


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2009年02月16日

インプラント治療の光と影

こんにちは、中平です。
この週末は大変暖かく、春というより夏の到来を思わせるほどの陽気でした。最高気温が20度を超す地域も多かった、と聞きました。一変して今週は冬に逆戻りのようです。三寒四温というように、こうして徐々に春になっていくことでしょう。

さて、13日にフジテレビのニュース番組内で、「インプラント治療の光と影」と題した特集が放映されました。ご覧になった方もいらっしゃることでしょう。
インプラント治療は、歯を失った時の最良の治療法だということは、現在では広く知られるところとなりました。

ところが、近年、インプラント治療をやり直さなければいけないケースが増えているという報道でした。その原因は、経験の浅い歯科医が、安易に治療に取り組んだこと、またインターネット上に記載された情報のみを信用して歯科医院を選んでしまう患者さんがいることにあるようです。
番組では東京医科歯科大学の春日井教授が、これからのインプラント治療の警鐘として、この問題に取り組むべきであると話されていました。春日井教授は昨年、「低侵襲インプラント学会」を設立した方で、その第1回目の学会に私も演者として招聘していただきました。その時も、インプラント治療に関わる歯科医の技術力をいかに向上させるか、ということが話題の中心でした。いかに素晴らしい治療法でも、その扱いを誤ると、事故につながりかねない危険があります。私も昨日は東京国際フォーラムで、即時インプラントについてのセミナーを行いました。このように、少しでも先生方のレベルアップを図れる場を設けていくことも大事なことだと考えています。

また番組では、近年急激にインプラント治療が普及した理由の一つに、歯科医院が経営難を免れるために積極的に取り組み始めたことがある、と報道していました。そういう側面も確かにあるのでしょう。しかし、このように普及していった理由はそれだけではないと思います。インプラント治療は技術的には難しい治療ですが、患者さんにとっては魅力のあるすばらしい治療法だからだと思います。「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉があるように、インプラント治療で事故が多発すると、せっかくのいい治療法が不評を招き、取り組みにくくなってしまいます。私たち歯科界全体で、今一度この問題について考えなければいけない時期に来ていると、私は思います。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00149366.html


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